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とあるキャリアカウンセラーのひとりごと


「キャリア・アンカー」とはよく言ったもので、誰にでも意識する・しないに関わらず、自身を取り巻く環境が変化しても、「これだけは譲れない」という価値観や欲求があるものだと、改めて感じたことを綴っていきます。


前々回の記事で、新しい分野に挑戦する為にボランティアに参加する旨をお伝えしました。

その後、私はその活動が自身の人生のライフワークの中心に据えることを決意し、しばらくは「おとなの夏休み」と称して、ボランティアに専念するため、3月末でそれまで慣れ親しんできた仕事と職場から離れました。

ここで起こった想定外の出来事は、ボランティア先で仕事のお誘いを受け、短時間勤務をすることになったことです。(そのため、ボランティア論についての考察は保留することにいたします。)


パートタイムとして働き始めて数週間が経過しました。

当然のことながら、ボランティアと従業員は求められる業務内容も、見える景色も違います。

これまで事務職経験しかない私にとって、勝手がわからず戸惑うばかりです。ただ、不快感はなく一日の終わりは「今日も疲れたー! でも楽しかったな」と感じられるのです。



前職は、正規雇用ではないにしても、雇用条件も収入にも不満はありませんでした。

むしろやりたかった仕事に就けたのですから、敢えて安定を手放す必要があるのだろうか?と思ったこともありました。

そして、まったく異なる業種に転向してやっていけるのかも不安でした。ですが実際やってみると、前述の通りです。

自分の欲求に忠実であれば、環境が変わろうとも、自分を満たすことができるのでしょう。



私は、人は成長し続けると思っています。

前職の十数年間でいろいろな人から多くを学び、楽しみながらできることを増やしていきました。

このように言ってしまうと傲慢かもしれませんが、余裕をもって仕事ができるようになり、「もう少しチャレンジしたい」という欲が生まれた時が、人が成長した時なのだと思います。

ヤドカリが成長するごとに古い殻を脱ぎ捨てて、新しい貝を探すのにも似ています。


成長の速さやタイミングは、個々によって異なります。

対人支援者として、今回の自身の経験を踏まえて、課題解決と並行して人の成長を信じて待てるようになることを、私の成長課題にしたいと思います。




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