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過去の自分にOKを
キャリアコラムを書くという機会を頂きながら、ここ数か月キャリアらしいコラムも書けず、それどころかコラムというよりエッセイ、いや、エッセイとも言えない書き散らしで申し訳ないなーと思いつつ、今日も何の参考にもならない話になりそうです。
それでもよろしければ・・・
私にはこの時期になると聞きたくなる曲があります。それは冬期講習を終えて、友人と入った喫茶店で流れていた曲。学生時代繰り返し聴いた音楽は、それを耳にした瞬間、当時の記憶が鮮明に甦るものですね。
私が好んでよく聞いていたのは80年代後半~90年代前半の洋楽で、特にBON JOVIを始めとしたハードロックやヘヴィメタルにハマっていました。
恋愛ソングにはまるで関心がなく、「今は金もなく、誰からも注目されないけれど、いつかは勝利を掴みとってやるぜ!」みたいな熱い(暑苦しい?)曲に何らかのシンパシーを感じて、「私も負けるもんか!」と自分を奮い立たせていたものです(当時の私は何を勝ち取りたかったのでしょう?)。
その中でも特にお気に入りなのが、Whitesnake の「Here I go again 」です。このバンドは長い音楽生活の中、メンバーとの確執や私生活でのトラブル等の紆余曲折があったものの、再起に向けた覚悟で書かれたこの曲が収録されたアルバムが全米でヒットし、悲願であった商業的大成功を収めました。
タイトルでもある「Here I go again」ですが、これには二つの意味があり、「またやっちゃったよ、同じことの繰り返しだ」という後悔。そしてもう一つは「さあ、もう一度前に進もう」という意味。
すごく簡単にまとめると、「途中で挫折しそうになるけれど、覚悟をもって夢に向かって突き進むんだ。でもまたやっちゃうんだよ、同じことの繰り返し。それでも前に進むんだ」と奮起する、そんな感じでしょうか(←すごく適当でごめんなさい)。
この歌のように夢を語ると大袈裟になりますが、日々の日常生活の積み重ねの中にも、似たようなことが言えるのではないのかな、とこの年齢になって思うようになりました。
人は生きている限り、悩みが尽きることはないと思います。すべてがトライ&エラーの繰り返し。私も今までトライ&エラーで経験を積み重ねてきましたが、過去の経験を存分に活かしきれているとは言い難く、中にはまた違う形で失敗することがある。まさに「またやっちゃったよ」です。
先日、この曲をまた聞きたいな、と思ったタイミングで友人と会うことになりました。久し振りに楽しく飲みながら、近況報告をしていた彼女が発した「過去をOKにできずに、今をOKにすることは困難だよね」という言葉にはっとさせられました。
繰り返す挫折や過ちは、過去をOK(昇華)しきれていなかったのかもしれない。やっているつもりでできていなかったことを、彼女の言葉が気付かせてくれたのです。
「40にして惑わず 50にして天命を知る」といいますが、私はまだ「でもまたやっちゃうんだよ。それでも前に進むんだ」を繰り返しています。そして多分これからも。直視できなかった事柄も、薄目を開けるところから始めて、少しずつ過去にOKを出しながら前に進めたらいい。そんなことを思いながら、この時代にはそぐわないこの暑苦しい曲を、この冬も聞きたいと思います。